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‘賃金’ カテゴリーのアーカイブ

人事評価制度運用で起こりがちなトラブルvol.4

人事評価制度運用で起こりがちなトラブル
パターン3
「賃金が下がってしまうから運用できない」

評価基準は、将来の理想の社員像を実現するための育成基準ですから、
これまで求めていなかった内容や、
明らかに現状よりレベルの高い内容も盛り込まれています。
そのようなレベルの基準で評価していった場合、
ほとんどの社員の評価結果が低いものになってしまう場合があります。

昇給や賞与に反映しようとしたところ、金額が下がってしまう人が続出。
一方、現状行なっている仕事のレベルが落ちたわけではない。
これでは社員のモチベーションが大きく低下してしまい、
賃金に反映させられない、だから運用できない、というケースです。

このような場合は、運用のルールを柔軟に対応させていきましょう。
たとえば、評価を決定するための点数判断基準を緩やかにして、
低かった評価結果を修正する等の工夫をして対処します。
たとえば判断基準を修正します。
具体的には、190点以上210点未満が「B」評価となるのを、
180点以上200点未満であれば「B」評価とするなどです。

一度決めたルールだからと硬直的に考えるのではなく、
うまくいかない場合は変更すればよいのです。
逆に言えば、最初に決めたルールをまったく変更せず、
その通りに運用した事例のほうが少ないくらいです。

新しいシステムを組んだときは、思わぬバグが出やすいものです。
それと同じで、人事評価制度も制度のバグは必ず出るものと覚悟して
導入、運用に取り組むべきです。



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人事評価制度運用のポイント

人事評価制度は設計が終われば、完了ではありません。
当然、これをしっかり運用していくことが一番大切です。

今回からは、人事評価制度運用のポイントをお話します。

人事評価制度を成果に結びつけていくためには、
最低限必要な6つのステップがあります。
まずはそのフローを見てください。







—————————————————————-
■ステップ1
評価基準に基づいて評価を行うプロセス。評価方法のポイントについては後ほど説明します。

■ステップ2
評価結果の入力とそれに基づいた分析をし、被評価者ごとの「フィードバックシート」、評価結果をまとめた「評価結果一覧表」などを作成します。

■ステップ3
評価者が集まって行なう、部下の評価結果を調整するための会議。非常に重要なプロセスになりますので、詳しくは後ほど説明します。

■ステップ4
決定した評価に基づき、社員一人ひとりの昇給や賞与額を決定するための会議

■ステップ5
評価結果を本人に伝え、それに基づいて上司と本人とで次期目標を明確化します。
これも、本人の成長につなげるために非常に重要な育成支援の場

■ステップ6
次の評価までの期間、評価者は部下の目標・役割の達成度を定期的にチェックしていきます。
一般的には評価制度のひとつとしてとらえられない場合も多かったのですが、これがなければ仕事上の成長にはつながりません。

これらすべてがうまく実施されなければ、評価制度が運用されているとはいえません。
次回から重要なステップを中心にそれぞれのポイントを開設していきますね。

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面談をするときの座る位置vol.2

面談をするときの座る位置ですが、

前回お話したように、
真正面の位置では、成果に導くには不十分です。

では、どういう配置で面談を行ったらよいのでしょうか…。
それは、正面ではなく、斜め前か横です。

要するに、

(2)斜めの位置



(3)横の位置



このいずれかの位置で面談を進めてもらいます。


なぜか…。

まず、真正面に座ると、相手に威圧感を与えてしまうことがあるからです。

また、真正面に座って伝わる情報量を100%とすると、
斜めの位置で200%、横に座ると300%の伝達効果があるという研究結果が出ています。

ただし、横の位置では気心が知れてからでないと逆効果になる恐れもあるようです。

男性の上司が、女性の部下に対して『育成面談』を行う場合、
まずは、(2)の斜めの位置で実施することをお勧めしています。

人事評価制度の運用時にはぜひ実践してみてください。

また、これは営業やその他交渉の場等でも活用できそうですね!


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面談をするときの座る位置vol.1

当社の強みの一つとして、人事評価制度の運用面までサポートしているという点があります。

その運用面のポイントとなるのが『育成面談』です。

一般的には「評価フィードバック」とか「フィードバック面談」といわれる場合が多いようですが、
私たちは、面談本来の目的を強調するために、
あえて『“育成”面談』と呼んでいます。

これまでの人事評価制度上の「フィードバック面談」では、
「評価結果を本人に伝え、納得してもらう」のが目的でした。

しかし、ビジョン実現型人事評価制度では「納得してもらう」
のはもちろんのこと、その先の目的があります。

それは、「本人の成長のために次の課題・目標を明確にすること」です。

成長支援面談 キャリアアップ面談

この『育成面談』の最も重視すべき成果、
「目標を共有」して「本人の成長」につなげるためには、
当然、本人自ら目標「取り組みたい!」と思ってもらうことが必要です。

そのために、『育成面談』を行う時の「ポジション(座る配置)」もポイントの一つだったりします。

何もアドバイスなしに、
「では、面談を進めてください」と言うと、

(1)真正面の位置



ほぼ、100%この位置で面談を行おうとする方がほとんどです。

しかし、これでは成果に導くには不十分なのです。
では、どういう配置で面談を行ったらよいのでしょうか…。

来週説明します!
乞うご期待!

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正しい評価対象期間とは?vol.3

前々回より
「評価対象期間は3ヶ月がベスト」というお話をしています。

その理由は三つでしたね。

(1)適正な評価のため
(2)社員のモチベーション維持のため
(3)社員の成長のため

昨日は(1)適正な評価のため について説明しました。
今日は、(2)社員のモチベーション維持のため について説明します。


(2)社員のモチベーション維持のため
四半期(3ヶ月)ごとの評価を実施している会社の中で、
さらに8割は3ヶ月ごとに給与の一部に結び付けています。

基本給の一部を3ヶ月ごとに上げ下げしているのです。
これは、決して給与に格差を大きくつけるためにやっているのではありません。

昇給は年1回が一般的だと思います。
しかし、給与が下がった人は少なからずモチベーションが下がります。
給与が下がったことが原因でモチベーションが下がってしまった人が
一年間そのままだったとしたらどうでしょうか?

毎月の給与明細を見るたびに下がってしまった給与を見て
「ガックリ」という人もいるでしょう。

そう、二つ目の理由は
「頑張ったら、3ヶ月後には復活(上回ることも)できるぞ!」
と給与が下がった人のモチベーションを下げさせないためなのです。

では、明日は最後の(3)社員の成長のため について説明しますね。


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正しい評価対象期間とは?vol.2

前回は
「賞与(賃金)を決めるために決められた6ケ月の評価期間は
どうも考え方としておかしいのではないか」というお話をしました。

今回は正しい評価期間の決め方ですが・・・

結論から申し上げましょう!
”評価対象期間は3ヶ月がベストです!”

実は、私どもでサポートさせている会社のうち、8割は四半期に一度、評価を行っています。

理由は三つあります。

(1)適正な評価のため
(2)社員のモチベーション維持のため
(3)社員の成長のため

順に説明していきましょう。

(1)適正な評価のため
現在6ケ月ごとの評価期間を採用されている方にお聞きします。

今日は12月19日ですが、約6ケ月前だと6月になります。
では、6月の部下の仕事ぶりや言動を詳細に思すことはできますか?
多分、詳しく言える人はほとんどいないと思います。

もうお分かりだと思いますが、6ケ月ごとに評価を実施していると、
どうしても直近のできごとが大きく評価に反映してしまったり、
曖昧な評価になってしまったりといったことが起こってしまい、
事実に基づいた適正な評価が難しいのです。

一つ目は、事実に基づいた適正な評価を実施するためです。

それでは、明日は
(2)社員のモチベーション維持のため
について詳しくみていきます!


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正しい評価対象期間とは?vol.1

今回は「人事評価制度」運用のポイントの一つ、
評価対象期間についてお伝えしたいと思います。

評価対象期間は「6か月」
つまり、半年に1回の頻度で評価を実施するという会社が最も多く、
「この方法が最も適正だ」と考え疑わない人がほとんどなのです。

しかし、なぜ、6か月に一度である必要があるのでしょうか?

それは、半期に一度の評価が常識となった背景(理由)を考える必要があるでしょう。

これは、お気づきの方も多いと思いますが、賞与に反映するためです。

例えば、3月決算の会社の場合、評価対象期間は

4月~9月(上期)
10月~翌年3月(下期)

が評価期間となり、
12月と7月の冬季、夏季賞与にそれぞれの評価結果を反映する。
また、2回の評価結果を総合して昇給に反映するという形が最も一般的なパターンです。

2月が決算という会社でも賞与への反映を優先させ、評価の
対象期間は

5月~10月→冬季賞与
11月~4月→夏季賞与

といったルールにしている会社も多く見受けられます。

いずれにしても、評価対象期間は「評価結果を賞与に反映させるため」に決まっていたのです。

このことから、賞与(=賃金)を決定するために評価期間が決まっているということが判明しました。

ここで、みなさんに質問です!
『人事評価制度』本来の目的はなんだったでしょうか?

そう、”人材成長を通じた経営目標の達成”でしたね。

では、この賞与を起点とした評価期間の考え方は、『人事評価
制度』が目指すべきゴールである経営目標の達成と人材成長
に効果的なのでしょうか。

人材成長は『評価制度』を通じて実現しなければなりません。
その『評価制度』のルールの一つである評価期間も、
より人材の成長に効果的に結びつける方法はないのでしょうか。

そのためには、
「【人材成長】に結び付けるためには、評価期間はどうあるべきか」を考えればよいのです。

そう考えると、
「賞与(賃金)を決めるためには、評価期間はどうあるべきか」
という視点で決められた6ケ月ごとの評価期間はどうも考え方としておかしいのではないかと、推測できます。

では、正しい評価期間の決め方とは?
こちらは次回お話します。お楽しみに!

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女性中心の会社(部署)で効果がある人事評価制度のつくり方vol.2

前回から女性中心の会社や部署で効果がある人事評価制度のつくり方のポイントについてお話しています。
そのポイントは3つ。
 ★具体的に
 ★シンプルに
 ★淡々と
 この3つのキーワードでしたね。

前回は★具体的に について説明しました。

今日は2番目の★シンプルに について説明します。

★シンプルに
人事評価制度のルールや仕組はできるだけシンプルな仕組にしましょう。
特に賃金制度やグレード(資格・ランク)の数、昇格基準等は
あまり複雑にしない方が女性は素直に理解し、それに向かって頑張ってくれます。

その理由
女性は右脳で物事を考えるとよく言いますが、
複雑な計算式を要する賃金の規則や昇格のルール等を理解するのは男性より苦手なようです。
人事評価制度もまずは内容を理解してもらわないことには到底成果まではいきつきません。
右脳派の女性が拒否反応を示すような複雑な体系は避けて、
できるだけシンプルでわかりやすい仕組づくりを目指しましょう。

それでは、次回は最後の★淡々と についてです!
お楽しみに!

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公平な評価基準づくり vol.5

不公平感が出やすい営業職の目標設定についてどうすればその不公平感を解消できるか、
その方法について考えてきました。

『成果』や『能力』『情意』項目を考えて行くと
10~15項目くらいになり、業績として評価して行く数値項目よりも
数値以外の項目の方が項目数は多いということになるとお話しました。


それでは、事例である営業社員の仕事ぶりについての評価を考えてみましょう。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

地場大手、トップ建設に勤める田中君(仮称)は4月に新しい営業所に転勤し、
担当エリアが決まりました。
現在その会社が力を入れている商品は土地を所有する資産家に対してのマンション建築の提案でした。

早速、田中君はマンション建築が可能な空き地と
建替えを行った方が収益が出そうな物件を担当エリアからくまなく調査し、リストアップ、
所有者に対して会社案内やマンション建築に関する提案のDMを送付しました。

その内容は見込客の興味を引くのに十分な内容で、なんと30%の反応がありました。
反応のあった顧客に対して、それぞれの見込客が得られる利益が明確に解る企画提案書を作成し、
直接訪問、60%(この段階で15人)の見込客から
具体的な設計や収支シミュレーションの依頼がありました。

結局、12人が成約となり売上約15億円、粗利益約4億円の実績を上げることができたのでした。
成約が取れたのは9月1件、10月6件、11月5件、
実際の粗利益が発生するのは翌年4月以降ということになりました。

ちなみに、田中君は成約件数、売上、利益とも営業10人中トップ。
他の営業マンは2番の人が成約8件、平均的には5件の成約という状況で、
田中君はダントツトップの成績だったわけです。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

トップ建設の評価に関する決まりごとが
 評価期間 4~9月、10月~翌3月
 評価項目 売上、粗利益
 だけだったとしたらどうでしょう?

4~9月、10~翌3月の田中君の評価は最悪の評価結果となってしまいます。
当然、みなさんだったら4~9月までの田中君の行動面に対しても高く評価されることでしょう。
極端な例ですが、結果の数値や業績のみで評価をして行くとこのような矛盾も出てきてしまいます。

田中君を正しく評価するためには企画力や提案力、
提案に必要な知識も相当高いものがなければこれだけの顧客を納得させることはできなかったでしょう。
このような田中君の仕事振りを評価するためには業績以外の評価項目でしか評価できません。

業績を出すために必要な成果や能力とはなにか、
これを機会に具体的に考えてみてはいかがでしょうか。 

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公平な評価基準づくり vol.4

不公平感が出やすい営業職の目標設定についてどうすればその不公平感を解消できるか、
その方法について考えてきました。

◆その方法として
 <1>評価を目標に対する達成率で行う
 <2>プロセス数値の評価項目を加える
 <3>業績項目以外の評価項目を強調する
 という3つの方法で解消すれば良かったですね。このうち<1>と<2>についてお話
 をしました。

今日は<3>についてです。
以前お話した評価基準の考え方を思い出して欲しいのですが、
評価項目の考え方として

 (1)業績評価
 (2)成果評価
 (3)能力評価
 (4)情意評価

この4つの視点で評価項目を考えていくとよいということでした。

この中で、どうしても営業職の社員に対しては人事評価を行う場合、
(1)の業績評価に重点を置いてしまいがちです。
業績評価(=数値で判断できる評価項目)の中にもプロセス数値と結果数値がある
というお話をしましたが、いくらプロセス数値を設定しても
業績評価だけでは人を育成する評価の仕組みはできません。

企画力や提案力は数値ではどうしても測れません。
情報収集や顧客管理についてはどうでしょう?
営業職として必要な知識や技術はどのようにして判断しますか?
チームで取り組み成果を挙げた場合のチームワークは?

提案力や交渉力は(2)の成果項目として
知識や技術については(3)能力項目。
チームワークは(4)の情意項目として評価を行うのです。

このように営業職に必要な『成果』や『能力』『情意』項目を考えて行くと
10~15項目くらいになります。
ということは、業績として評価して行く数値項目よりも
数値以外の項目の方が項目数は多いということになります。
ということは、もし、数字で結果が残せなかったとしても、
それ以外の評価項目で挽回は可能ということになります。

次回は具体的な事例で評価を考えてみましょう。

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