NJK日記 人事制度のいろいろ、日々のいろいろ
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2012年2月 のアーカイブ

人事評価制度運用のポイント ステップ3評価決定会議2

評価決定会議の具体的な進め方を実際の会議の様子を再現しながら、
見ていきましょう。

・評価者 宮原部長 大西課長
・被評価者 中村さん
・人事担当者 吉永人事課長

吉永人事課長
「それでは、中村君の能力項目の『報告・連絡・相談』の項目ですが、
大西課長は『A』評価、宮原部長は『C』評価とされています。
それぞれの判断理由をお聞かせいただけますか?」

大西課長
「中村君は、依頼したことは、常に経過報告をしてくれて、非常に助かりました。
客先であったできごとなども、細かく把握しており、ポイントを絞って的確に報告していました。
L2の山口君と比較しても報告においては優れていたので、『A』評価としました」

宮原部長
「しかし、中村君はいろは株式会社が競合他社からプレゼンを受けた件を報告しておらず、
当社が独占していたシェアを奪われ売上を落としてしまった。大西課長と私に事前に報告して
対策を取っていれば未然に防げたものを・・・
これは、会社にとっては明らかに損失であって、今回はマイナスの『C』評価にならざるをえない」

吉永人事課長
「中村君の報告忘れから業績を落とすようなことがあったのなら、
『A』評価ということはないと思いますが、
大西課長、いかがですか?」

大西課長
「確かに・・・・。私の『A』評価を『C』評価に修正します」





この「評価決定会議」がなぜ重要かは、もうおわかりですね。
そう、評価者間の判断のバラツキをこの「評価決定会議」を通じて修正するのです。

また、「評価決定会議」は、適正な評価を決定するだけではなく、
評価者に判断の視点や正しい判断のしかたを学んでもらうための教育でもあります。
言い換えると、部下指導の方向性や考え方について会社が目指す方向性に幹部
、評価者全員でベクトルを合わせていく場ということなのです。

そのためには、「評価決定会議」を評価のたびに行う必要があります。
そうしていかないと、公平で納得感のある評価制度は決して実現できないのです。




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人事評価制度運用のポイント ステップ3評価決定会議

人事評価制度を成果に結びつけていくために最低限必要な下記の6つのステップのうち、特に重要なステップについてポイントをご紹介しています。

今日はステップ3についてです。





ステップ3 評価決定会議
運用ステップのなかで、「人材育成」という成果につなげるために重要なのが「評価決定会議」です。
しかし、評価制度を運用していても、この「評価決定会議」がきっちり行われているところは、あまりないようです。
ここを徹底しないと、本人に納得してもらえるような評価はできません。

「評価決定会議」とは、評価結果の集約を行ったうえで、評価者が一堂に集まり、評価結果のすりあわせを行う会議です。

次回「評価決定会議」の具体的な進め方をご紹介します。




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人事評価制度運用のポイント ステップ1-2

評価は次のようなポイントに注意しながら実施します。
これは、評価者研修時に評価者へ指導するようにします。

1、事実のみに対して評価を行う
評価者がはっきりと認識できる結果、事実のみに対して評価を行い、
「行っていただろう」
「発揮されたであろう」
という予測評価はしない。
評価、判断できない項目は判断しない。

2、評価期間内だけを評価の対象とする
たとえば、評価期間を1日でも過ぎて起こったできごとは評価の対象外。
次の評価期間で評価に反映する。

3、評価基準にある内容についてのみ評価する
評価基準の評価項目にある内容の対象になる行動、仕事ぶり、結果のみが評価の対象。
それ以外のスキルや人柄(例えば、好き嫌いや情による評価、まったく仕事に関係ない英会話のスキルなど)
は評価の対象外とする。

4、自分の判断基準、レベルで評価しない
「おれが若い頃はもっとやれていた」など、自分の判断基準、レベルで評価しない。
あくまでも、評価基準のレベルを基準にする。

5、被評価者(評価される人)のイメージで評価しない
過去の実績などからできあがった
「○君は営業力があるはずだ」「△君はケアレスミスが多い人だ」
などのイメージは捨てて評価に取り組む。
あくまでも評価期間内の事実のみが評価の対象。

6、拡大解釈、拡大評価をしない
ひとつの目だったできごとを複数の評価項目に関連づけて反映しない。
評価項目一つひとつの要素ごとに確実に評価する。

7、業績項目は7段階、それ以外は3段階評価
業績項目以外の成果・能力・情意項目の評価は「A・B・C」の3段階で判断します。
業績項目は「SS・S・A・B・C・D・E」の7段階評価で評価します。

以上のポイントに気をつけながら評価を実施します。

評価は3名で行ってください。
3名とは「直属の上司」「その上の立場の上司」「自己」の3者です。
理由は適正な評価を行い、育成に結び付けていくためには、この3者の評価が必要だからです。

その後、ステップ2にあるように
社員一人ひとりの評価結果を集約・分析し、「フィードバックシート」と「評価結果一覧表」を作成します。




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人事評価制度運用のポイント ステップ1

人事評価制度を成果に結びつけていくためには、
最低限必要な下記の6つのステップがあります。




今日は、ステップ1 評価の実施について説明します。

まずは、評価基準に基づいて評価を行います。
事前に本人と評価者に『評価シート」をそれぞれ配布し、評価後、回収します。

ここでのポイントは、
本人と評価者(評価者が2者いれば3者)が同時に評価を行ってもらうということです。

共通の評価シートに自己評価、1次評価(上司)、2次評価(上司)と順番に進めるところも多いのですが、
これでは、適正な評価を実現するのは困難です。

なぜなら、このような順で評価を進めると、
前評価者の評価結果にどうしても影響されてしまって、
本来の自分自身の視点で評価ができなくなってしまうからです。

次回は評価するにあたって注意するポイントをご紹介します。



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人事評価制度運用のポイント

人事評価制度は設計が終われば、完了ではありません。
当然、これをしっかり運用していくことが一番大切です。

今回からは、人事評価制度運用のポイントをお話します。

人事評価制度を成果に結びつけていくためには、
最低限必要な6つのステップがあります。
まずはそのフローを見てください。







—————————————————————-
■ステップ1
評価基準に基づいて評価を行うプロセス。評価方法のポイントについては後ほど説明します。

■ステップ2
評価結果の入力とそれに基づいた分析をし、被評価者ごとの「フィードバックシート」、評価結果をまとめた「評価結果一覧表」などを作成します。

■ステップ3
評価者が集まって行なう、部下の評価結果を調整するための会議。非常に重要なプロセスになりますので、詳しくは後ほど説明します。

■ステップ4
決定した評価に基づき、社員一人ひとりの昇給や賞与額を決定するための会議

■ステップ5
評価結果を本人に伝え、それに基づいて上司と本人とで次期目標を明確化します。
これも、本人の成長につなげるために非常に重要な育成支援の場

■ステップ6
次の評価までの期間、評価者は部下の目標・役割の達成度を定期的にチェックしていきます。
一般的には評価制度のひとつとしてとらえられない場合も多かったのですが、これがなければ仕事上の成長にはつながりません。

これらすべてがうまく実施されなければ、評価制度が運用されているとはいえません。
次回から重要なステップを中心にそれぞれのポイントを開設していきますね。

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「経営ビジョン発表会」当日編vol.9

「経営ビジョン発表会」当日のスケジュール(例)の順にポイントを説明しています。

↓スケジュール(例)


前回までで、「【5】社員意思表明」まで説明しました。
今日は現状の「【6】ジョブ・ヒアリングシート作成のお願い」からです。

【6】ジョブ・ヒアリングシート作成のお願い
経営ビジョン発表会の次のステップは評価基準づくりの情報収集です。
ジョブ・ヒアリングシートの記入方法を説明して、提出期限を設定します。
ジョブ・ヒアリングシートの目的は次の3つです。

・評価基準づくりに向けた情報収集
・それぞれの社員がどのように仕事を整理、把握しているかを知る
・社員全員にプロジェクト参加への意識づけ


【7】今後のスケジュール
今後推進していく、人事評価制度のスケジュール表をつくって配り、説明します。
評価、賃金それぞれの制度がいつできあがって、どのように運用していくのかを確認しておきましょう。
また、評価基準づくりのプロセスから、各部門のリーダーにもプロジェクト会議に入ってもらいます。
この件も明確につたえ、プロジェクト上のリーダーの重要性を徹底しておきます。

【8】閉会、今後に向けて
通常このパートは社内のナンバー2の人材に担当してもらいます。
締めの言葉ですから、明るく、元気よく
「理念実現に向けてベクトルを合わせて取り組もう!
1人1人の意識がそろえば、目標は必ず達成できると確信しています。
全員の力が必要です。協力をお願いします!」
というように
「よし、やるぞ!」という意欲が高まるような言葉で締めくくりましょう。

以上で、「経営ビジョン発表会」当日編を9回にわたって説明してきました。
山元の書籍
「小さな会社は人事評価制度で人を育てなさい!」を読むと更に理解が深まるとおもいます

ご興味がある方はこちら↓をご覧くださいませ






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「経営ビジョン発表会」当日編vol.8

「経営ビジョン発表会」当日のスケジュール(例)の順にポイントを説明しています。

↓スケジュール(例)


前回までで、「プロジェクト・コンセプト」まで説明しました。
今日は現状の「プロジェクトを成功させるためには」からです。

【4】プロジェクトを成功させるためには
「ビジョン実現型人事評価制度」について内容や目的、社員の役割などの話をします。
「5年後の社員人材像」実現にむけた研修の第一弾という位置づけになります。
手順は

プロジェクトで目指すべき組織

そのために社員に求められること

人事評価制度の目的、役割

人間が成長するために必要な考え方、原理・原則

となります。

【5】社員意思表明
社員からビジョンを聞いての感想と自分自身の意思表明をやってもらいます。
これは、あらかじめ前向きで建設的な意見が出せるような社員を指名しておくのがよいでしょう。
他の社員が「あの人もやる気をもって取り組んでいるのだから自分も取り残されないようにがんばろう」
という意識になってもらうのが目的です。





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「経営ビジョン発表会」当日編vol.7

「経営ビジョン発表会」当日のスケジュール(例)の順にポイントを説明しています。

↓スケジュール(例)


前回までで、「ギャップを埋めるための課題」まで説明しました。
今日は現状の人事理念からです。

⑩人事理念
ビジョン実現型人事評価制度を導入するにあたって、非常に重要なものになります。
内容となぜこの「人事理念」を定めることになったのか、その背景を話ましょう。

⑪プロジェクト・コンセプト
このプロジェクトそのもののの目的、ゴールが「プロジェクト・コンセプト」です。
ここが社員にとって魅力的でないと、社員は一緒にプロジェクトを推進していこうとはしません。
プロジェクトを運用・推進していくなかで何をどのように実現していくのか、しっかり伝えましょう。

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「経営ビジョン発表会」当日編vol.6

「経営ビジョン発表会」当日のスケジュール(例)の順にポイントを説明しています。

↓スケジュール(例)


前回までで、「経営戦略」まで説明しました。
今日は現状の人材レベルからです。

⑦現状の人材レベル
ここは伝え方に要注意です。
社員の「弱み(課題・問題点)」と「強み(よいところ)」がまとめます。
とくに、弱み(課題・問題点)の方に敏感に反応し、
「社長は自分たちをこんなふうにしか見てくれていないのか」と感じる人もでてくる可能性があります。

対策として以下の3点を伝えましょう。

・「弱み」は必ずしも全員できていないというわけではないこと
・一部の人ができていないこともすべて挙げているということ
・自分(社長)自身の「問題点」も含まれているので、みんなと一緒に課題として取り組みたいということ

⑧5年後の社員人材像
5年後の事業計画を実現するために必要な人材像です。
なぜそのような人材のレベルが必要なのか簡潔に伝えましょう。

⑨ギャップを埋めるための課題
ギャップとは、⑦現状の人材レベルと⑧5年後の社員人材像との間のギャップです。
このギャップを埋めるために重要になるスキルや役割について解説しましょう。
ここも細かい解説は必要ありませんが、「評価基準の内容にも反映」していきます。






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「経営ビジョン発表会」当日編vol.5

「経営ビジョン発表会」当日のスケジュール(例)の順にポイントを説明しています。

↓スケジュール(例)


前回までで、「事業計画」まで説明しました。
今日は経営戦略からですね。

⑥経営戦略
通常、経営戦略は分野ごとに分類して経営計画書の中で表現されています。
顧客戦略・営業戦略・商品戦略・地域戦略・ブランド戦略・生産戦略・組織戦略・人材戦略などです。
理想は幹部が自分のうけもちの分野の戦略を発表するやり方です。営業部部長から「顧客戦略」と「営業戦略」、商品部部長から「商品戦略」、総務・経理課課長から「人材戦略」「システム・財務戦略」といった具合です。もちろん、取締役や部門運営を任せている社員がいないという会社は、社長がすべて発表します。
ここも、戦略全文を読み上げるのではなく、戦略分野別に核になる戦略をなぜそのようなことが必要なのかを重点的に話すようにしてください。
社員は、その場ですべての戦略を頭に入れて帰るのは不可能なので、会社のビジョンの実現に大きく影響する戦略を浸透、意識させていく工夫をしましょう。

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